甦ったレスターの秘密と岡崎慎司 “守備的FW”としての成熟、FWとしての不満【170407】

甦ったレスターの秘密と岡崎慎司。「“守備的FW”としての成熟、FWとしての不満」

レスターに戻ってきた「奇跡の姿」

 4月5日イングランド・レスターにあるキングパワースタジアム。プレミアリーグ最下位サンダーランドを迎えた一戦で、レスターは2-0と勝利。2月の監督交代後、リーグ戦5連勝をマークし一時は残留争い圏内に突入いていた順位も11位まで浮上した。後半途中でベンチに退いた岡崎慎司だったが、彼は今日も与えられた仕事をしっかりとまっとうした。ゴールは決められなかったけれど、チームの勝利に貢献している。

 岡崎は監督交代を機に先発の座に返り咲いた。
 豊富な運動量と献身的な守備で、昨季の「奇跡のリーグ優勝」を支えた岡崎だったが、今季序盤は出場機会が激減していた。前任監督のラニエリは、新しく獲得した長身ストライカー・スリマニを中心に、レスターのサッカーを改革しようと考えたのだろう。しかし、その改革は失敗に終わり、チームは迷走と低迷という負の連鎖に陥った。

 2月23日、チャンピオンズリーグラウンド16ファーストレグ。アウェーでのセビージャ戦、岡崎はベンチ入りしたもの出場機会は訪れなかった。
「次はもう、ベンチ入りも出来ないだろう」
 そのときに思った、と岡崎はのちに振り返った。
 しかし、事態は急変する。優勝監督でもあったラニエリの解任が決まるのだ。暫定監督は長くチームでアシスタントコーチを務めてきたシェークスピア。まず、彼がおこなったのが、岡崎を先発メンバーに戻すことだった。直後の2月28日のリバプール戦、ハル戦と連勝し、セビージャをホームに迎えたチャンピオンズリーグが行われる。ファーストレグは2-1だったため、レスターが勝ち抜く条件は勝利しかない。
 収容人数3万人あまりというキング・パワースタジアムがぎっしりと人で埋まる。キックオフ前には、レスターカラーのフラッグが振られ、青と白で染められたスタジアムに選手たちが登場する。もちろん岡崎もそこにいた。
 スペインリーグの中でも高い技術力を誇るセビージャは、ショートパスを繋いで攻める特長があった。かたやレスターは、前線から相手に激しくプレスをかけて、ボール奪取し、そこから速い攻撃でゴールを仕留めるチームだ。
 プレミアリーグのスタジアムでは、他の国のスタジアムで見られるような、熱狂的なサポーター集団がゴール裏を陣取るという光景はほとんど見られない。観客は座って観戦する。とはいえ、この国のスタジアムでも歌やチャントは欠かせない。誰かが歌い、叫ぶ。それがじわじわとスタンドに広まっていくのが、イングランドスタイルなのだ。試合中ずっと声が響いているということは稀で、状況によっては、水を打ったような静けさがスタジアムを覆うこともある。
 この日もそうだった。
 ルーズボールをどちらの選手が奪うのか?
 敵が自陣に攻め込んでくるとき。
 観客は、文字通り固唾をのんで試合を見守る――スタジアムは静寂に似た緊張感を発するのだ。

“守備的FW”としての成熟とFWとしての不満

 時計の針がどんどんと進む。時間が経過しているにもかかわらず、レスターの運動量は落ちない。セビージャは面食らったようで戸惑いを見せている。
 リーガではレスターのようなプレッシングサッカーをするクラブは多くない。各国のサッカーの違いを楽しめるのもまたチャンピオンズリーグの面白さだ。
 セットプレーでレスターが先制して前半が終了する。後半に追加点を決め2-0としたレスターだったが、1失点すれば延長戦を戦うことになるし、相手に逆襲の勢いを与えてしまう。2-0がもっとも危険なスコアというのは、サッカーの常である。
 4点目を獲りにいくべきか、守備を固めて2点を死守するのか?
 攻勢を強めるセビージャを抑え切れるのかと、冷や冷やするシーンが何度もあった。
 しかしその度に、GK・シュマイケルがPKを止め、モーガン、フートを中心とした屈強なディフェンダーが頭でボールをクリアーし、ミッドフィルダーが必死にボールをペナルティエリア内から弾き返す……そんなプレーを見ながら、思い出した。
 
 レスターはこういう劣勢に見える試合で強さを発揮してきたことを。
 
 相手の攻撃を跳ね返すたび、彼らは“ゾーン”に入っていくのだ。そして、2-0のまま、チャンピオンズリーグ準々決勝進出を決める。イングランド勢で唯一の勝ち残りクラブはレスターだけだった。

「正直、今季は、チャンピオンズリーグのためにやってきたという部分がある。だけど、その初戦でベンチ外だったり、(試合に出られず敗北を喫した)3試合前のセビージャ戦では本当に絶望的な状況でとても落胆した。でも、監督交代で僕の状況は一変した。だから、今日はゴールを決めて“どうだ!”みたいな感じで話したかったけど、そんな甘くはないですね。
 自分が相手にプレスをかけて、僕の後ろからチームメイトが来てくれる。そういうプレッシングサッカーで、自分が最大限生かされるということを改めて認識している。そして、勝つためのプレイヤーとしては、(自分は)かなり成熟していると思う。ただFWとして、周りが評価してくれない部分があるので、そこは葛藤がありますけど。ただ、今はチームを勝たせたいし、自分が試合に出るためには、今のこのスタイルじゃないと出られないというのもわかっているから。これを続けながら、ゴールも狙っていきたい」
 “守備的FW”というポジションがあるとすれば、岡崎はそんな仕事を担っている。もちろん、守備だけでなく、攻撃へ転じるときの、後方からのパスを引き出す動き出しも秀逸で、その貢献は守備に限ったものではない。
 しかし、ゴール数という点だけで語った場合、現状の結果では物足りない。それを一番不満に思っているのが岡崎自身であり、そのための試行錯誤も続けている。

「僕はこのビッグマッチに賭けている」

 得点がとれないという意味では、日本代表でも同様だった。昨年6月に代表通算49得点目をマークして以降、50点目がとれていない。そのことが影響したわけではないだろうが、先発出場機会も徐々に減っていた。最終予選突破において最重要戦と言われていた3月23日対UAE戦でもベンチスタートだった。
 白装束に身を包んだ男たちで埋め尽くされるスタンドは一見、異様な光景に映るが、チームマフラーを掲げて応援する姿は、やはり世界共通だった。
 久保裕也、今野泰幸のゴールが決まったのち、岡崎は途中出場し、試合を終わらせた。代表チーム内での自分がおかれた立場について考えることもあるだろうが、とにかく、この夜は勝利を心から祝っていたに違いない。
 そして、3月28日、埼玉スタジアムでのタイ戦。UAE戦で先発していた大迫勇也の負傷離脱もあり、岡崎は先発で1トップのポジションに立った。香川の先制点につづき、岡崎がゴールを決める。代表通算50得点は、彼の代名詞でもある“ダイビングヘッド”で、マークした。
「自分のFWとしての感覚を甦えさせるという意味でも、ダイビングヘッドで決めれてよかった。50点目ですけど、僕は毎試合フレッシュな気持ちで戦ってきた。ここでいったんリセットして、これからも積み上げていきたい。代表での1トップというポジションに対しても欲が出てきた。このポジションでゴールを獲りに行きたい。代表とレスターでは、求められることも違う。代表ではゴールが求められているし、レスターに帰れば、レスターでの役割がある。そんなふうにいろんな役割があるというのは、本当にありがたいなと思います」

 レスターの連勝を支えていると言っても過言ではない岡崎だが、その立場は危ういものだと話す。
「僕は、今日勝たないと、次は外されるという立場。だから毎試合命がけの勝負をしている」
 岡崎のレスターでの役割は「チームを勝たせること」だと言う。その勝利を導く仕事のひとつの真価が問われるのが、4月12、18日に行われるチャンピオンズリーグ準々決勝対アトレチコマドリード戦だ。
「なんのために頑張っているかといえば、試合に出るためだけじゃない。そこで活躍したいから。次のビッグマッチ(準々決勝)で自分が頑張ってきた意義が問われる。自分がヨーロッパへ来て6年目で、初めてチャンピオンズリーグのベスト8の舞台に立つ。そこで結果を出すためにやってきたと言っても過言じゃない。それはワールドカップとも同じ。だから僕はこのビックマッチに賭けたい」
 ブンデスリーグで二桁得点をマークし、意気揚々と挑んだ2014年ワールドカップブラジル大会での惨敗が、岡崎をプレミアリーグへと駆り立てた。新しい自分を構築するための挑戦。その途中経過をチャンピオンズリーグの舞台で示してくれるだろう。

BEST TIMES 2017年04月07日
http://best-times.jp/articles/-/5218

 

15 :2017/04/07(金) 19:00:02.20

別にゴールするチャンスが全くないわけじゃなくて1試合最低1回は絶好のチャンスがある
ただ岡崎はそのチャンスで相手GK正面か枠外にしかシュート打てないからゴールできない

 

18 :2017/04/07(金) 19:18:44.44

最近は決定機外したら勝っても批判されるようになったな
本人もそっちの方がやりがいあるだろう

 

22 :2017/04/07(金) 19:30:28.00

すっごい守備するのに点取れるFWだから日本のエースだったんだが
点取れなくなったら代表もベンチ落ちしたじゃねーか

 

23 :2017/04/07(金) 19:32:23.59

平成の鈴木隆行

 

25 :2017/04/07(金) 20:05:20.01

>>23
師匠も平成なんですが…

 

26 :2017/04/07(金) 20:08:13.20

先発たって毎回途中交代やないか

 

27 :2017/04/07(金) 20:38:38.94

もうMF登録で楽にしてやればいいのに
たったそれだけで評価変わるでしょ

 

30 :2017/04/07(金) 22:10:15.37

>>22
代表でもワントップじゃイマイチ続きだろ
クラブどうのでなく適性だよ
ワントップでもまだ裏に何度もボール出してくれる選手がいればちょっと変わってくるだろうけど

 

32 :2017/04/07(金) 22:31:16.66

DFWを極めろ 代表でも重要になってくる

 

33 :2017/04/07(金) 22:49:07.96

守備的と言うのは違う気がする、強いて言えば犬的

 

34 :2017/04/07(金) 22:58:45.34

代表に関して言えばDFWは伝統
鈴木柳沢前田etc

 

35 :2017/04/08(土) 14:04:03.16

ほんとゴールが遠いなあ

 

37 :2017/04/08(土) 14:32:11.42

昔からそういう選手だろ

 

38 :2017/04/08(土) 14:55:04.97

>>34
そこらへんとは全然違う

 

39 :2017/04/08(土) 16:41:41.02

鈴木師匠は岡崎の献身性と本田のフィジカルを合体させて決定力を引いたような存在だったな
献身的な守備に鬼キープ

 

42 :2017/04/08(土) 17:32:30.72

パクチソンはアジア相手だと凄いテクみせてた
でも岡崎はそれすらないんだよなあ・・・

 

43 :2017/04/08(土) 17:35:12.27

相手DFを釣る動きだけはワールドクラス
他は3流
利き脚の頭もワールドクラスかな?

 

45 :2017/04/08(土) 17:42:37.85

守備意識自体は現代のFWなら大抵それなりに持ち合わせてるけど、岡崎の場合守備の嗅覚もある
こないだのセビージャ戦とかストーク戦とか予測が嵌まりすぎで面白かったわ

 

46 :2017/04/08(土) 17:53:02.25

鈴木師匠もストライカーとさえ誤解されていなければもっと上のレベルでDFWやれた気がする

 

49 :2017/04/09(日) 18:50:37.16

これで点が取れたらワールドクラスで、元々ワールドクラスの選手ではないのだから、点取れてないって批判は、岡崎のレベルわかってる?となる。
で、レスターの戦術的に前線からの守備ができるやつは貴重なわけだから、スタメンなのも妥当。

 

引用元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1491557133/