城福浩氏インタビュー、松本山雅が「最大値」を出すために必要なこと【150926】

2017年2月21日

――監督時代、終盤の残留争いで最も大切にしていたこと

いろいろありますけど、ひとことで言えば、一体感というところだと思うんですよね。なかなか結果がついてこない中で、気持ちの方がはなれがちになったりとか、誰かのミスで失点したりとか、いろんなことが起こり得る中でも、自分たちがチームいちがんとなって目標に向かうという、そういう集団であり続けると。これがなくなったら、一人ひとりで、なんで俺んとこにボールが来ないんだ、なんでおまえミスするんだって言い始めたら、おそらく、個人個人の戦いになっちゃったら勝負にならないので。チームとして一つになる、一体感を保つっていう、これだけは絶対失わないようにしましたね。

――山雅が残り試合「最大値」を出すために必要なこと

最大値を出してないかというと、僕は出してると思います。ただ、最大値を出した中で、J1の中でね、あっ こんな試合をしても勝ち点3がころがってこないと言っても、それは、例えばシュート9本打ちました、相手も9本、対等にやりましたと。でも、相手は決定力のある選手がいるんですよ。J1には。じゃあ、松本山雅みたいなプロビンチャのクラブは決定力のある選手がいるかっていうと、それは、いまさら、なんでそれを決めないんだって言ってもしょうがないわけですよね。だからこそ、シュートチャンスとか決定的なシーンっていうのを相手よりも多く作らなきゃいけない。で、ここは辛抱して対等に戦ったからよかったじゃなくて、対等以上に戦ってはじめて結果が対等になると。そういう覚悟で反町監督はやってると思うし。チーム全体として、そこは辛抱して、最大値を出し続けて、決定的なシーンを相手よりも多く作るっていう試合を毎試合やるということに尽きるんじゃないかなと思いますけどね。

――この苦しい時期、山雅サポーターに期待したいこと

サポーターの後押しっていう意味では、僕はJ1の中でも山雅サポーターっていうのは屈指のサポーターだと思いますし。地方のあるべき姿を示してくれている、そういうスタジアムであり、雰囲気であり、サポーターであると思うんですよね。今日もコンディションとしては非常に苦しかった。相手より苦しかった中で、あれだけ動けたっていうのはサポーターの力もあると思うし。最後の最後まで可能性のある限り、皆で信じ合ってというかね。あれを続けてもらうことが、僕は一番の願いであり。結果っていうのは必ずどちらかに転がるものなので、プロセスっていうかな。一緒になって共に戦っている今の姿勢っていうのは続けて欲しいなというふうに思いますね。